初心者の水替え方法
メダカを飼育してると定期的な水替えが必要になります。
運が良ければ数か月水替えをしなくてもメダカが元気ということもありますが、突然メダカが☆になり始め、そこから水替えや薬用しても結局全滅するということも多々あります。
メダカの水替えのサイクル
メダカ飼育の基本はメダカ1匹に対して2ℓ程度の水が必要と言われています。
10ℓの水槽なら5匹
60ℓの水槽なら30匹
ということになりますが、ご存知の通り上手く飼育すればメダカはどんどん増えていきます。
エアレーションやろ過機を投入しつつも結局過密飼育をされている方がほとんどではないでしょうか?
つまり、メダカ密度やろ過能力によっても水の汚れ方が変わりますから一概には言えませんが、一週間に一度半分程度の水替え、更に一週間経過したら全部水替えというのをお勧めします。
私の場合、最初の1週間目に容器はもちろんエアレーションやろ過機、また赤玉土の上にたまった糞なども掃除します。
次の週に水だけを全て入れ替えます。
水替えの方法
水替えをする時は一時メダカを全部掬って非難させ、容器や飼育道具を洗わなければなりません。
この時スペアを用意しておくとスムーズに行えます。
プラケースやエアレーション、冬にはヒーター等一式そろえておきます。
予備の水槽一式を用意し、そこにメダカの入っている水を半分入れます。
その後メダカを移動させ、温度調整した新しい水を注ぎます。底砂や赤玉土を底面に敷き詰めている場合は難しいですが、鉢に赤玉土を入れてる場合等は最後に赤玉土の上にのってる糞などを掃除して入れてあげれば完成です。
今まで使っていた飼育用具一式は水替え後に綺麗に洗います。
水が良い状態なのかそうでないのかをしっかり判断できるようになるまでは綺麗に洗ってください。
よくせっかく住み着いたバクテリアが勿体ない等といわれる方がいますが、判断できないうちは病気の原因にしかならない単なる汚れと思った方が無難でしょう。
バクテリアが気になる場合は赤玉土や水中フィルターに任せてください。
水替えペースを抑えたい方へ
基本的に水替え必須です。
ただ水槽が増えるとその労力は趣味というより重労働をしているように大変になります。
基本的には水替えを行いながらメダカをよく観察しどのタイミングでも水替えが必要か判断していってほしいのですが、手に負えなくなった場合、ヤフオクに添加タイプのバクテリアが安価で売られています。
バクテリア本舗さんが数タイプ発売されています。
私も使用してますが、底面の糞が分解されて本当になるなります。
数週間程度ならメダカは元気(私は怖いので数週間以上水替えをしないことはありません。)
めだかの稚魚の餌 ゾウリムシの効率的増殖方法
めだかの生まれたての稚魚用の餌として重宝されるゾウリムシの繁殖方法です。
ゾウリムシ継続繁殖に必要なもの
まずはこれらを用意しなければなりません。
ゾウリムシの繁殖は非常に簡単です。
ゾウリムシ繁殖方法
まずは500mlのペットボトルを使った繁殖方法
空の500mlのペットボトルの約1割程度(50ml)ゾウリムシの種水を入れます。
次に5%程度(25ml)の米のとぎ汁またはエビオス錠などのビール酵母を一錠を入れます。
ビール酵母を入れる場合は、そのまま入れて溶けるのを数分待つか、ぬるま湯で溶かして入れたり、コーヒーフィルターなどでこして入れたりします。
その後容器の8割程度まで(空気に接する面を出来るだけ多くし酸欠を防ぐことが目的です。ペットボトル満タンまで入れると空気に接する面が少なくなるためNGです。)カルキ抜きした水を入れます。
私の場合は浄水器で作った水をそのまま使ってますが今のところ問題はありません。
(この水をそのまま飼育水として使うとオオミジンコは全滅しましたが、この水で作ったゾウリムシ水をオオミジンコに与えると喜んで食べてオオミジンコも爆殖してます。)
その後1日、1回~数回軽く振ってあげます。
温度にも左右されますが4~7日程度で容器一杯に増えます。
一度いっぱいになると減少が始まるので、このタイミングで稚魚等の餌にするか、次世代の種水として使用します。
2ℓのペットボトルの場合はエビオス錠でしたら2錠程度が良いと思います。米のとぎ汁の場合は100ml程度です。
ゾウリムシの餌として色々と試しましたが、米のとぎ汁とエビオス錠が入手しやすくゾウリムシが増えやすいと思います。
・米のとぎ汁は一回目のとぎ汁をペットボトルに入れて冷蔵庫で保管してます。
・エビオス錠の場合は臭いがキツイのと工夫しないとカスが大量に出てペットボトルが常に濁ってしまいがちです。
メダカへ給餌方法
出来たゾウリムシ水をそのまま水槽に入れます。とぎ汁のカスやエビオス錠のカスをそのまま入れても直接的な害はありませんが、水が汚れてしまいがちなので、給餌直前では振らずに上澄みだけを与えた方がよいです。
飼育容器や飼育数、個体の大きさに、ゾウリムシ水のゾウリムシ濃度にもよりますが、
一回の給餌で飼育水の1%~2%のゾウリムシ水を与えるのが良いでしょう。
(10ℓの飼育容器なら100ml~200mlのゾウリムシ水です。)
ゾウリムシ爆殖へのテクニック
・ゾウリムシ繁殖には光は必要ないため室内飼育が適してます。
・ゾウリムシは一日2回程度振ってあげますが、それ以外の時はペットボトルの蓋は閉めずに上に置いておくだけにするとよいです。他にはペットボトル口をアルミホイルで軽くふさいだり、ペットボトルの蓋に5ミリ程度の穴をあける等いろいろな方法がありますが、結局毎日の作業なので、単純に蓋を閉めずに置くというのが最良の方法です。
・25度程度が適温とされていますが、ゾウリムシの温度管理までは中々難しいので室温で十分です。
・はじめは500mlペットボトルがおすすめですが、コツをつかめば2ℓペットボトルの方が良いでしょう。
・ゾウリムシ水をこぼしたら最悪です。絶対にこぼさない対策をしてください。
ここに書いていることは一例にすぎませんので、ご自分の環境に合わせて無理なく確実に餌として増やして行ける黄金比を見つけてください。
左のペットボトルは3日前にセットしました。右のペットボトルがセット仕立てです。
通常左のペットボトルのように蓋を上に置いて管理してます。
右のペットボトルの下の方にある黒い線がゾウリムシ種水と米のとぎ汁を注ぐ時の目印です。
左のペットボトルです。ゾウリムシが大量に湧いてきてます。最終的にはこれくらいかもう少し過密になりますが、タレ瓶でお分けするものは発送時酸欠による全滅を防ぐ為密度を抑えて発送してます。
発送時は、密度が高ければ良いというものではありません。
輸送中にも増えていきます。
めだかの餌にするには勿体ない オオミジンコ(ダフニアマグナ)の増やし方・育て方
めだかの餌へのこだわりは人それぞれです。
勿論、市販されている粒子上の粉エサだけを与えていても大きく成長していきますし、産卵もします。
今回は非常に栄養価が高くめだかの餌に最適なミジンコの中でもオオミジンコの育て方について書いていきます。
オオミジンコの特徴
オオミジンコは成体で4ミリ~5ミリ程度まで成長する大型のミジンコです。
写真の赤丸の個体がオオミジンコ約4ミリです。
大型の為肉眼ではっきりと確認でき、水中を泳ぐ姿を鑑賞できます。
ミジンコ独特のツンツンと泳ぐ姿は非常に癒されます。
基本的にメスのみ単独飼育で卵を持ちますので、メス1匹から爆殖させることが可能です。
飼育環境が悪いとメスがオスを産み交尾して耐久卵を産みます。この耐久卵は水質が整えば孵化します。よって通常飼育では卵ではなくお母さんのお腹から孵化した状態で増えていきます。
オオミジンコは非常に飼育しやすい生き物ですが、薬品に非常に弱く、カルキ入り水道水では死滅します。
メダカが元気に泳いでいる飼育水だとしてもカルキが少しでも含まれているとオオミジンコは生きていけません。
立ち上げの際は市販されている天然水を使うのが良いでしょう。
私の経験では
- 市販の天然水 ◎
- 家庭用浄水器で作った直後の水 ×
- 水道水を室外に汲み置きしエアレーションをかけながら1週間経過した水 ◎
水が合わないと1分~1時間前後で☆になります。
餌用オオミジンコの立ち上げ時の飼育容器
オオミジンコの飼育容器は500mlのペットボトル~プラケースや水槽までいろいろあると思いますが、立ち上げ時おすすめなのが、2ℓペットボトルや4~5リットルのプラケースが良いでしょう。
オオミジンコの数が少ないのに大きな容器に入れてしまうと、餌やりが大変です。
少量ですとオオミジンコにいきわたりませんし、大量に与え過ぎると餌が腐敗し水質を悪化させる可能性があります。
軽めのエアレーションもあったほうが無難です。
必ずということではありませんし、強すぎると脱皮不全の原因になりますが、最初は用意しておいた方が無難です。
オオミジンコの餌
オオミジンコの餌はほうれん草パウダーやイースト菌、ゾウリムシ等が適しています。
私は朝・夕 ほうれん草パウダーとゾウリムシを入れ替えて与えてます。
ほうれん草パウダーを与える時の注意点としてよく溶かしてから与えてください。
タレ瓶等にほうれん草パウダーを耳かき一杯程度入れオオミジンコの飼育水をスポイドでタレ瓶半分程度まで入れます。それをシャカシャカするとうまく溶けます。
スプーン等ですくってあげると塊のまま底に落ちます。この塊は後から潰そうとしてもなかなかつぶれてくれません。
ミジンコは浮遊物は捕食しますが、底に落ちているものは積極的に食べません。
上手く溶かしたほうれん草パウダーでしたら水が緑色になり、オオミジンコが食べていくにつれ透明へと戻っていきます。
オオミジンコ増殖のポイント
小容器から徐々に大容器へと移動していく
薬品の混入(カルキ等)は最大限気を付ける(一瞬で全滅)
酸欠による全滅を避けるためエアレーションは出来る限り使う
慣れてくるまでは複数の飼育容器で飼育する(ペットボトル等も含め最低3容器は確保)
ミジンコはよくわからない全滅もあると思うので慣れてきてからも2容器以上で飼育する。
適温は20度程度ですが、0度~30度付近で飼育可能。
餌用オオミジンコのメリット
オオミジンコの成体は4~5ミリもある為、親魚サイズのメダカからも捕食されません。(追われることはあります)
上手く環境を整えるとめだかとオオミジンコを共生させながら孵化したてのオオミジンコを餌にすることも可能です。