めだかの稚魚の餌 ゾウリムシの効率的増殖方法
めだかの生まれたての稚魚用の餌として重宝されるゾウリムシの繁殖方法です。
ゾウリムシ継続繁殖に必要なもの
まずはこれらを用意しなければなりません。
ゾウリムシの繁殖は非常に簡単です。
ゾウリムシ繁殖方法
まずは500mlのペットボトルを使った繁殖方法
空の500mlのペットボトルの約1割程度(50ml)ゾウリムシの種水を入れます。
次に5%程度(25ml)の米のとぎ汁またはエビオス錠などのビール酵母を一錠を入れます。
ビール酵母を入れる場合は、そのまま入れて溶けるのを数分待つか、ぬるま湯で溶かして入れたり、コーヒーフィルターなどでこして入れたりします。
その後容器の8割程度まで(空気に接する面を出来るだけ多くし酸欠を防ぐことが目的です。ペットボトル満タンまで入れると空気に接する面が少なくなるためNGです。)カルキ抜きした水を入れます。
私の場合は浄水器で作った水をそのまま使ってますが今のところ問題はありません。
(この水をそのまま飼育水として使うとオオミジンコは全滅しましたが、この水で作ったゾウリムシ水をオオミジンコに与えると喜んで食べてオオミジンコも爆殖してます。)
その後1日、1回~数回軽く振ってあげます。
温度にも左右されますが4~7日程度で容器一杯に増えます。
一度いっぱいになると減少が始まるので、このタイミングで稚魚等の餌にするか、次世代の種水として使用します。
2ℓのペットボトルの場合はエビオス錠でしたら2錠程度が良いと思います。米のとぎ汁の場合は100ml程度です。
ゾウリムシの餌として色々と試しましたが、米のとぎ汁とエビオス錠が入手しやすくゾウリムシが増えやすいと思います。
・米のとぎ汁は一回目のとぎ汁をペットボトルに入れて冷蔵庫で保管してます。
・エビオス錠の場合は臭いがキツイのと工夫しないとカスが大量に出てペットボトルが常に濁ってしまいがちです。
メダカへ給餌方法
出来たゾウリムシ水をそのまま水槽に入れます。とぎ汁のカスやエビオス錠のカスをそのまま入れても直接的な害はありませんが、水が汚れてしまいがちなので、給餌直前では振らずに上澄みだけを与えた方がよいです。
飼育容器や飼育数、個体の大きさに、ゾウリムシ水のゾウリムシ濃度にもよりますが、
一回の給餌で飼育水の1%~2%のゾウリムシ水を与えるのが良いでしょう。
(10ℓの飼育容器なら100ml~200mlのゾウリムシ水です。)
ゾウリムシ爆殖へのテクニック
・ゾウリムシ繁殖には光は必要ないため室内飼育が適してます。
・ゾウリムシは一日2回程度振ってあげますが、それ以外の時はペットボトルの蓋は閉めずに上に置いておくだけにするとよいです。他にはペットボトル口をアルミホイルで軽くふさいだり、ペットボトルの蓋に5ミリ程度の穴をあける等いろいろな方法がありますが、結局毎日の作業なので、単純に蓋を閉めずに置くというのが最良の方法です。
・25度程度が適温とされていますが、ゾウリムシの温度管理までは中々難しいので室温で十分です。
・はじめは500mlペットボトルがおすすめですが、コツをつかめば2ℓペットボトルの方が良いでしょう。
・ゾウリムシ水をこぼしたら最悪です。絶対にこぼさない対策をしてください。
ここに書いていることは一例にすぎませんので、ご自分の環境に合わせて無理なく確実に餌として増やして行ける黄金比を見つけてください。
左のペットボトルは3日前にセットしました。右のペットボトルがセット仕立てです。
通常左のペットボトルのように蓋を上に置いて管理してます。
右のペットボトルの下の方にある黒い線がゾウリムシ種水と米のとぎ汁を注ぐ時の目印です。
左のペットボトルです。ゾウリムシが大量に湧いてきてます。最終的にはこれくらいかもう少し過密になりますが、タレ瓶でお分けするものは発送時酸欠による全滅を防ぐ為密度を抑えて発送してます。
発送時は、密度が高ければ良いというものではありません。
輸送中にも増えていきます。