メダカ 水からはじまる飼育方法

めだか飼育法などを説明 まとめてます

めだかの餌にするには勿体ない オオミジンコ(ダフニアマグナ)の増やし方・育て方

めだかの餌へのこだわりは人それぞれです。

 

勿論、市販されている粒子上の粉エサだけを与えていても大きく成長していきますし、産卵もします。

 

今回は非常に栄養価が高くめだかの餌に最適なミジンコの中でもオオミジンコの育て方について書いていきます。

 

 

オオミジンコの特徴

 

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オオミジンコは成体で4ミリ~5ミリ程度まで成長する大型のミジンコです。

 

写真の赤丸の個体がオオミジンコ約4ミリです。

 

大型の為肉眼ではっきりと確認でき、水中を泳ぐ姿を鑑賞できます。

 

ミジンコ独特のツンツンと泳ぐ姿は非常に癒されます。

 

基本的にメスのみ単独飼育で卵を持ちますので、メス1匹から爆殖させることが可能です。

 

飼育環境が悪いとメスがオスを産み交尾して耐久卵を産みます。この耐久卵は水質が整えば孵化します。よって通常飼育では卵ではなくお母さんのお腹から孵化した状態で増えていきます。

 

オオミジンコは非常に飼育しやすい生き物ですが、薬品に非常に弱く、カルキ入り水道水では死滅します。

 

メダカが元気に泳いでいる飼育水だとしてもカルキが少しでも含まれているとオオミジンコは生きていけません。

 

立ち上げの際は市販されている天然水を使うのが良いでしょう。

 

私の経験では

  •  市販の天然水 ◎
  • 家庭用浄水器で作った直後の水 ×
  • 水道水を室外に汲み置きしエアレーションをかけながら1週間経過した水 ◎

 

水が合わないと1分~1時間前後で☆になります。

 

 

餌用オオミジンコの立ち上げ時の飼育容器

 

オオミジンコの飼育容器は500mlのペットボトル~プラケースや水槽までいろいろあると思いますが、立ち上げ時おすすめなのが、2ℓペットボトルや4~5リットルのプラケースが良いでしょう。

 

オオミジンコの数が少ないのに大きな容器に入れてしまうと、餌やりが大変です。

 

少量ですとオオミジンコにいきわたりませんし、大量に与え過ぎると餌が腐敗し水質を悪化させる可能性があります。

 

軽めのエアレーションもあったほうが無難です。

必ずということではありませんし、強すぎると脱皮不全の原因になりますが、最初は用意しておいた方が無難です。

 

 

オオミジンコの餌

 

オオミジンコの餌はほうれん草パウダーやイースト菌、ゾウリムシ等が適しています。

 

私は朝・夕 ほうれん草パウダーとゾウリムシを入れ替えて与えてます。

 

ほうれん草パウダーを与える時の注意点としてよく溶かしてから与えてください。

 

タレ瓶等にほうれん草パウダーを耳かき一杯程度入れオオミジンコの飼育水をスポイドでタレ瓶半分程度まで入れます。それをシャカシャカするとうまく溶けます。

 

スプーン等ですくってあげると塊のまま底に落ちます。この塊は後から潰そうとしてもなかなかつぶれてくれません。

 

ミジンコは浮遊物は捕食しますが、底に落ちているものは積極的に食べません。

 

上手く溶かしたほうれん草パウダーでしたら水が緑色になり、オオミジンコが食べていくにつれ透明へと戻っていきます。

 

 

オオミジンコ増殖のポイント

 

小容器から徐々に大容器へと移動していく

 

薬品の混入(カルキ等)は最大限気を付ける(一瞬で全滅)

 

酸欠による全滅を避けるためエアレーションは出来る限り使う

 

慣れてくるまでは複数の飼育容器で飼育する(ペットボトル等も含め最低3容器は確保)

 

ミジンコはよくわからない全滅もあると思うので慣れてきてからも2容器以上で飼育する。

 

適温は20度程度ですが、0度~30度付近で飼育可能。

 

餌用オオミジンコのメリット

 

オオミジンコの成体は4~5ミリもある為、親魚サイズのメダカからも捕食されません。(追われることはあります)

 

上手く環境を整えるとめだかとオオミジンコを共生させながら孵化したてのオオミジンコを餌にすることも可能です。